このレッスンでは、サイト内に作られているグローバルメニューのリンクを設置していき、他にウェブサイトの情報などを出力するテンプレートタグを設置してきます。
動画
レッスンの準備
このレッスンでは、上記リポジトリのwp-lesson-08
というディレクトリにあるファイルを使って学習を進めていきます。
WordPressのルートディレクトリにあるwp-content
の中のthemes
にwp-lesson-08
ディレクトリを設置しましょう。
サニタイズ(無害化)とは
WordPressで文字列などを出力する際には、それらを適切にエスケープ処理(=サニタイズ処理=無害化)する必要があります。
WordPressには様々なテンプレート関数が用意されていますが、例えばタイトルを出力するものにthe_title()
とget_the_title()
というものがあります。
the_〜
というのから始まっているテンプレート関数に関しては、WordPress側でecho
処理を行なっている関数なので、設置をするだけで出力させることができます。これらにはサニタイズ処理は必要ありません。
ですが、get_〜
というのから始まっている関数については、echo
処理をこちら側でやらなければならないので注意が必要です。
home_url()
の無害化はesc_url()
で
今回利用する、ウェブサイトのURLを出力するテンプレートタグhome_url()
は、URL文字列を出力してくれるので、esc_url()
という関数を利用して無害化を行います。
使い方としては、
<?php echo esc_url( home_url() ); ?>
という形で利用します。
利用できる引数
home_url()
で利用できる引数ですが、https://sample.com
というウェブサイトであるとすれば、
<?php echo esc_url( home_url() ); ?>
このように記述した場合には、
https://sample.com
と出力されます。そこに引数を以下のように設定すると、
<?php echo esc_url( home_url( '/' ) ); ?>
出力される文字列は、
https://sample.com/
となります。
他にWordPressウェブサイトの情報を出力できるテンプレートタグ
ウェブサイトの名称やキャッチコピーなどの出力には、bloginfo( 'name' )
やbloginfo( 'description' )
などを使います。
他にも出力できる情報はたくさんありますので、こちらのドキュメントなどを参照して確認してみましょう。
他にも便利なテンプレートタグはたくさんあります。ぜひ色々と試してみて、思い通りのカスタマイズができるようチェレンジしてみてください!
まとめ
今回は、ウェブサイトの名称やキャッチコピーなど情報を出力させてみました。色々なテンプレートタグがあるので、気になったものは色々と実験してみましょう!
以上でこのレッスンは終わりです。引き続き、WordPressテーマ制作レッスンを進めていきましょう!
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